ケムリクサ 感想 とにかく先が気になってしょうがなさが凄かった。

良すぎて見終わってからどう感想を言えばいいか悩みまくってました。

ケムリクサめっちゃ好きなんだけど、どうやって未視聴の人にネタバレをなるべく回避しつつ面白さを説明したら良いかなっかなかわからず、もう無理やりにでも書いてみることにしました。先に言っておくとごめんなさい、1話だけはネタバレ許してください。

 

序盤の超ざっくりとしたあらすじ。

廃墟とアカムシと呼ばれる襲ってくる敵がいる世界で生き残っている姉妹達と、突然現れた謎のにーちゃん「わかば」が出会い、旅に出でます。果たして皆はこの先生きのこれるのだろうか。

 

最初のうちはまぁまぁかな、でも一体どうなるんだろう?といった感じで見ていました。正直、序盤は盛り上がりにやや欠けるかなという印象がありました。けど段々このどうなるんだ?が強くなってきます。知らず知らず、段々とケムリクサの世界観とキャラ達に引き込まれていってしまったのです。

やはり最大の見どころは伏線の魅せ方と展開

何で先がそんなに気になってしょうがなかったのでしょうか。そうさせられたのでしょうか。

最初に気になってしょうがなくなる謎は大きく2つ。

キャラ達が、なんなのか、どうなるのか。この世界はなんなのか。

この2つが常に同時に進行しているのに大筋は割とわかりやすいのです。

けど細かいところは、全然わからんとこもあります。考察勢の盛り上がりポイントになっていますので深く考えたい人にもわからんを提供して気になるを強めているのではないでしょうか。

  • なんだこのコスプレ?集団は?

まず姉妹とわかばが謎すぎる存在です。

一話少し見ればわかると通り姉妹はただの人間じゃあない。ロボみたいなアカムシをぎったぎたとなぎ倒すし、お姉さんには猫耳あったりしますし。わかばも姉妹よりは人間っぽいですが、突然現れて記憶喪失とかいう超王道設定謎主人公。

 

こういったキャラクターや設定を一話から、えっ?なんだこれ?っていうインパクトの強い、突っ込みをしたくなる登場をさせてくるのです。視聴者から見たら人間離れしているのに、一番人に近そうなわかばに「人間は私達だ」と言ったり、メイド姿のロリが死んだと思ったら次のシーンには、たくさん出たり。思わずはいぃ?って言いたくなりますよね。

 

よくわからない姉妹たちですが姉妹たちの仲が良いので見やすいのも魅力です。世紀末な世界観で生きるか死ぬかなのに。別に力こそが正義とかやっちゃって無理やり従わせて自分だけ美味しい思いをしようとするとかでも良かったはずです。でもそうじゃなかった。終始みんな非常に仲間思いで応援したくなるような子たちです。

 

  • ポストアポカリプス。

もう一つの大きな謎なのが、この世界が今何がどうなっているのか。

廃墟になっている日本っぽいところで旅をしているわけじゃあないですか。しかし生き物らしい生き物は見当たらず、いるのはムシと呼ばれる謎ロボ達とアカムシという襲ってくる謎ロボ達。何故、世界がこうなってロボロボしい奴らだけになってしまったのか。

 

一話一話があっという間に終わるのを体感してください 

会話の節々や背景から、色々想像させてくるのも大きい魅力です。よく想像の余地があると良い作品だといいますが、ケムリクサは想像を任せる作品じゃなくてさせられます。

 

作品の世界観やキャラに引き込まれていき毎回、もう終わりかと思わされるくらいに時間が早く過ぎてました。リアルタイムで見ていたときは自分でも何故こんなに時間が早く感じるのがよくわからなかったのですが、今考えると実は、うん?って思わされたり、そうだったのかと知る楽しみあったりのテンポが良かったのだと思います。

 

様々な伏線がちょっと回収されたり、更に盛られたりしながら話が進んで最後にはすごーく綺麗にまとめてくれてもう、最終話見終わったあとはたつき監督ありがとう。って何回も言いたくなりました。

 

なんというか、SFミステリーといってもいいんじゃないでしょうか。それぐらい最後の盛り上がり方は良かったです。具体的な話はあまり出来なかったのはミステリー的な面白さを堪能してほしいからです。正直いうとこの感想すら見ないで視聴してほしかったです。是非、情報を今すぐ遮断して視聴してください。