平成最後だし、最強の思い出「初めてやったオンラインゲーム」を振り返る。

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私にとっての最強の「思い出」のゲーム

ファミ通で平成のゲーム最高の一本にクロノトリガーが選ばれていました。

https://www.famitsu.com/news/201904/22175124.html

このアンケートでも相当票が割れていたので、一本選ぶのって難しいです。基準にもよりますし。単純に売れた本数だとWii Sports Resortがもっとも多いらしいし、ゲーム業界に大きい衝撃を与えたとなるとeスポーツで大盛り上がりのLoLとか、スマホの普及とともにソシャゲを広めたパズドラやモンストとかも上がってくるのかなとも思います。

 

ただ、今回は個人的に一本、出来が良いとか悪いとか売上とかそういうの無視して思い入れの強い一本上げるならファンタシースターオンラインEP1&2(GC版)になります。初めてのオンラインゲームってほんと、印象に残りやすいですよね。ついでに黒歴史の塊。

 

子供のころの初オンラインゲームの衝撃

やっぱり、初めてのオンラインの衝撃たるや凄まじいものでした。オンラインにつなぐとロビーに行くのですが、もうそこには人が並んでるじゃあないですが。めっちゃくちゃ緊張しましたよ、ええ。

 

部屋に入って、遊ぶときもネトゲってそのゲーム特有のマナーとか常識みたいなのがあったじゃないですか。そういうのが分からなくて人に迷惑かけまくったりもしました。うおおー恥ずかしい。

 

そんな中でも、オンラインではがきんちょの自分に親切にしてくれる人がいたお陰で、チャットが楽しくなってきていました。小さいGC用のキーボードコントローラーを買ってこれでタイピング覚えましたねー。当時はあんまり他にキーボード触ってなかったので皆が小さい小さい言ってたのにピンときませんでした。今もしまってあるので見返してみるとほんと小さいですね。

 

家庭用オンラインゲーム黎明期ならではの仕様、習慣

今考えるとまだオンラインゲームが普及し始めたころというのもあって、不便だったり謎な習慣があったりもしました。

ログインしたら挨拶メールを送る文化があって、フレンドにやたら送ったりしてました。最近はろくにオンラインゲームしなくなってしまったのでわからないですがギルドチャットに挨拶するようなものでしょうか。

 

 

昔のネトゲならではの、しょうがない仕様としてアイテムロスト、更に言えばキャラロストに怯えて、苦しんだりもしました。

 

サーバー側にキャラクターを保存しているわけではないので、不正防止?としてメニューのゲームを終了を選択する以外の方法。例えば電源いきなり切ったりだとかでゲームやめると倉庫と装備以外が、つまり手持ちの他のアイテムが消えてしまったんですよね。

 

自分から電源切って消すような人は、ほとんどいなかったと思いますが問題は、オンライン中に突然フリーズするということがあったんです。ぶうううううという音がして。

そしておそらく一番多かったであろう原因が回線不良(?)による無限ワープ。ボス戦にいくときにロードに入るのですが、なんとこのロードが終わらなくて電源を消すしかないという状態にオンラインでやっていると起きたのです。

 

もう、これが嫌で嫌でしょうがなかったんです。激レアのドロップ率はそりゃあもう低かったわけですから苦労して手に入れたアイテムが消し飛んだりするんですよね。

私は幸い(?)にもそんなに持ってなかったですからガチでやりこんでた人に比べればアイテムロストの悲しみは少なかったですが。

 

キャラロストもサーバーで保存していないから起こる悲劇でした。たまにサーバー管理なのに消えるゲームもあるそうですが。こっちは単純にメモリーカードの不調が原因で起こることが多いですね。セーブ中に電源が消えてしまったりして起こる奴です。

 

 

文化というかマナーの話では、これは勝手な私の中の限定的な話ではあるのですが習慣や文化という面では、今思うとおかしかったなーというのは乱入時の挨拶がやたら気をつけていたというかまどろっこしかったことしてたなーというのです。

 

野良の部屋にはいる時は、「こんばんは!」から「参加していいですか?」と聞かなきゃダメなのではと思っていたりして。いやー、ダメならダメって言われるからそこまで考えなくてもいいじゃないと今は思うんですよねー。逆にこういうのを言わない人を見ていい印象を抱かないとか、ある種の繊細チンピラみたいな思考してたなと。お恥ずかしい。

 

 

こんなのはほんと可愛いもので、このゲームでは絶対に人に話せないような黒歴史なこともやっていたのでまさに私の厨二病をこじらせてくれたゲームでした。

 

こういった変なこだわりではやたらと「見た目」と「自分の手で見つけた装備」に執着してました。PSOって、キャラが強くなって、しかもフルの4人でやるとなると物凄い勢いで敵を殲滅できてしまう程度の難易度だったんですよね。最高難易度でも。

 

それを見ていてなんとなく、味気ないなーとか当時の私の中の厨二病がうずいてしまって見た目重視でオンラインで遊んでいたり。一緒に遊んでくれていた人、正直迷惑だったでしょうに遊んでくださって本当にありがとうございました。そしてすみません。

 

自分の手で見つけた装備にこだわる、というのはPSOではなんとバグを使うとアイテムをコピーすることが出来てしまったのです。またチートで作ったアイテムも出回っていたそうです。(通常の方法で手に入れたアイテムを「天然」とか呼ばれていました。)

 

こういうのをオンラインでもらっているっていうのを見て、アレ?それじゃアイテム集める楽しみなくね?って考えてしまってやたら人から物をもらうのを嫌がっていました。

 

これと見た目重視が相まって相当邪魔だったろうなーと、今でいう寄生って奴になっていたかと思います。いや、ほんと皆さんすみません。そしてそんなのでも相手してくれた方もう一度ありがとうございます。

 

しかし、この自力で集めるのにこだわるというのは今でもあるんですよねー。ハクスラはアイテムドロップを楽しむっていうのが大きいっていうのがあってこの辺は未だに拘りたくなります。なので、オンラインのハクスラ(MMO等)はちょっと自分には合ってないんですよね。モンハンみたいに、渡すことができないのだといいのですが。

 

このゲームで「ハクスラ」という世界があること教えてもらった

ゲーム内容で衝撃だったのは、年単位で長く遊べるように出来ているゲームが初めてだったのでかなり戸惑っていました。

それまでやっていたRPGっていうのはFFやドラクエ等の終わりがあるゲーム。しかも当時の私はラスボス前でやる気なくなる病だったのでクリア出来た物もごくわずか。

 

ところがどっこい、このゲームはオンラインゲーム。今でこそ当たり前ですが、カンストまでレベルを上げようとしたら途方もない時間がかかるし、落ちないレアは本当に落ちない。そういうゲームがあることをこれで初めて体験しました。

 

オンラインに行ったら見たこともない変わった見た目の装備をみんなつけている。レベルもなんかめっちゃ高い。ついでに変な名前の人もいたりする。変な名前は私もでしたが。

 

当時はRPGというのは一回EDを見たらもう終わりくらいに思っていましたから難易度選択があるというのにも違和感を覚えていました。アクションゲームみたいだと。

 

で、こういったレベルや装備、どうやって手にいれるんだ?となったときに答えは簡単。ひたすらやり込む。それも超たくさん。廃人という言葉もこのゲームで知りました。

 

ただ、ひたすら同じところを周回するというのに飽きっぽいのでついていけずそこまでゲーム自体はやりこまなかったですねー。オンラインにはチャットをしに繋いでいました。チャットの時間のほうがゲームしてる時間よりずっと多かったと思います。

 

周回は苦痛だったのですが、レベル固定、マップ固定、敵の数がランダムというチャレンジモードというのにハマったこともありました。結構このモードで「ゲームは練習するもの」という遊び方も教わりました。作業ゲーとアクションゲーム、両方の面で学ばせてもらったタイトルでした。それぐらい思い出深い。

 

最近のゲームと比べるとゲームバランスや仕様の面でちょっとどうなのって思うところはたくさんありますが、反面、気軽にやり込めるアクションRPGとして非常に良かったのではないでしょうか。

 

ゲーム付き高機能チャットソフト、ファンタシースターオンライン

何度も書いているようにこのゲームで私が一番時間使ったのはチャットでした。それぐらい初めてのオンラインというのは衝撃で、そして楽しかったのです。インターネットの良いところにリアルだけじゃ接点もたなかったような人との交流できるというのがありますが、まさにそういう経験をさせてもらいました。

 

オンラインゲームなのでゲーム好きが多いですから、当然ゲーム好きが集まるのがチャットで盛り上がりやすくなりますしね。

 

このお陰で、色んなゲームや作品を知ることが出来たってのもありましたし、インターネットって素晴らしいなーと当時感じておりました。勿論、嫌な人もいるっていうのも経験しました。

初めてのオンラインゲームは、初めてのインターネットでもあったのです。

 

チャットソフトという面でもPSOは当時としては魅力的なところ多かったのではないでしょうか。そもそもキャラクターを作ってそのキャラで会話するだけでも見栄えがします。

 

PSOのチャットで好きだったのが、発言をしたときの吹き出しが出るのと効果音。シュッという音がなんか心地よかったです。

 

ただ、コンシューマ機でしたから変換の記憶とかは出来ないため漢字の変換で苦労したりもしました。しかし、この変換での遊び心もたくさん詰まっていて好きでした。

なかを変換すると中裕司と出てきたり。(中裕司PSOのプロデューサー)そにっくを変換するとソニック・ザ・ヘッジホッグと出たり。

 

PSOだけの話というわけではないでしょうが、ツェータを変換してららら~と言ったりして、それどうやって変換したの?とか聞いたりして盛り上がったりもしましたねー。懐かしい。そしてちょっと恥ずかしい。

 

シンボルチャットという、パーツを組み合わせて絵を作る機能なんてのもありましたね。驚くようなの作る人も当然いてシンボル職人って呼ばれてました。このシンボルチャット出すと同時に効果音も出て、騒いでうるさいと怒られたりもしましたね。ヤッフゥ!

 

思い返すと本当に色々出ますね。まだまだネタはいっぱいありそうな気もしますがこのくらいにしておきましょう。気が向いたら追記するかも。書いていて懐かしい、そして黒歴史も思い出して恥ずかしい。そんな気分です。このゲームを作ってくれたセガ、当時のソニックチームの方々、そして一緒に遊んでくれたプレイヤーの方々、ありがとうございました。

 

あと、フォニュエールの最低身長率の高さは異常。