モンハンの第一印象最悪だった私がモンハンの何が面白いのかを考える。

モンハンアイスボーンのレビューを書いたけど、何だかんだで面白さの根っこはいつものモンハンと変わらないなと思いさらっと書いてしまいました。なので今回はモンハンシリーズ共通の楽しさも踏まえて改めてモンハンの面白さを考えたい、そして伝えたいです。具体的に踏み込んだものが書ければいいなあ。

 

目次

 

で、タイトルに書いてあるとおり私、モンハン実は最初イマイチな印象だったのです。けど今では大好き!とまではいかないけど結構面白いんじゃないの?くらいにはなっています。

 

そんな大ファンでもない私から見てモンハンってどういうゲームかを考え、やっていったら良いところあるじゃないと気づいていけたので、なんか流行ってるけど手だしてない人とか、私と同じく悪い印象持ったけどそのままやらなくなった人が手を出してみるきっかけになったら嬉しいです。

リオレウスの逃げっぷりが嫌すぎて挫折した。

まず最初に、モンハンに悪い印象を持ってしまったきっかけを書いていきたいです。

前回の記事でプレイ歴は3Pと4Gやってたと書いていましたが、実はその前にちょっとだけ遊んでいました。MHPです。記念すべきモンハンのPSPでの一作目です。

 

当時、他のネトゲでの知り合いにモンハン面白いよと言われ、じゃあ触ってみるかとやってみたのですが思いっきり洗礼を食らって折れました。

あの凶悪な逃げっぷりのリオレウスです。50分時間ぎりっぎりまで戦ってようやく倒してこんな感じのが続くならやってられないとなってしまい、やめてしまいました。

 

それにこの時点では、余りこのゲームならではの文法というか操作感やシステムを理解できなかったのです。

 

抜刀状態だと足が遅い、3Dだけどロックオンやホーミングがない。そもそも全体的に動きが重い。

また、当時の自分はモンハンのスキルシステムを全く理解出来ていなかったし、何度か同じ敵を狩って装備を集めるというのも面倒だし、そんなことするのかとやる気になれませんでした。

モンハンはアクションRPGなのですが、アクション部分もRPG部分も楽しさをまるでわかっていませんでした。皆、よくこのゲーム出来るなあと思っていました。(正直、今でもよく思っています。皆、ほんとうまい。)

 

操作性が便利じゃないからこその面白さに気付く

その後、2ndG等が発売されたあとも、へえ~そんなに流行ったんだ~。位で興味がなかったのですが友人に誘われてwiiの3をプレイするものの、何か知らない間に敵が死んでいって訳がわからんなあーと思い、少しやってやらなくなり、また誘われてMHP3に挑戦。やっぱり良くわからないまま敵がやられていくなあと思いつつも、友人に連れ回されながらようやくちょっとずつ面白くなってきました。

 

モンハンのアクションは、「もっさりで不便」だからこそ面白い。

それまでに私が遊んだ3Dのゲームって無双とかDMCとかゼルダだったのですよね。ほとんどのゲームでロックオンや、なくても攻撃を簡単に当てることが出来る上、サクサク動く。また雑魚が多くて爽快感も手軽に得られました。

ですがモンハンはそういったゲームの真逆。だからこそなかなか馴染めなかったのかもしれません。

 

間合いを測って、何時、何処から狙いたい部位を狙って攻撃する。自分の武器のモーションを考えて攻撃を当てていく。

別に普通じゃん?って思うかもしれませんが、ロックオンやホーミングがあるゲームが3Dでは多いのでそうでもないんですよね。しかも、RPG要素のあるゲームだと尚更その傾向が強い気がします。

 

更にモーション一つ一つが大きいので考えなしで攻撃するとすぐに被弾してしまう。敵はアーマーがみんなありますし。

モンハンのアドバイスでよく「敵をよく見ろ」というのがありますがこういった要素があるからこそ、このアドバイスがよく出るのではないでしょうか。

 

もっさりしているというと聞こえが悪いですが、何が起っているのかわかりやすいという面もあるでしょう。私はこの遅さに参って最初は離れちゃったのですが。

ですが、敵の攻撃を見切って攻撃を入れていくカウンターが基本なのは気持ちいいのです。してやったり感が強いです。

格ゲーマーにしか伝わらないですが、格ゲーの気持ちいい瞬間に差し返しがあります(相手の攻撃を空振りさせて隙に攻撃を入れる事)が、特にモンハンは差し返しが楽しいゲームですので興味があればやってみてほしいです。

 

あとアイスボーンでは薄れましたがハメもありますね。格ゲーマーの大好きな。

 

RPG的な準備をすると色んな意味で攻略が捗る

モンハンはアクション「RPG」です。RPGでよくある属性や状態異常があったりするので、装備やアイテムをちゃんと準備しておくとぐっと戦いが楽になります。

 

アクション面を上手くなるだけではない強くなり方が、難しさを和らげてくれています。私はそういうのめっちゃ頼って遊んでいます。

 

そして、この装備を揃えるためには同じ敵を何度も倒さないと手に入れられません。しかし、この手に入れるために何度も挑戦させられるというのがミソになっています。同じ敵を何回もやるので自然とアクションの方も上手くなりやすいんです。

アクションRPG系全般に言いやすい長所ではあるのですが、キャラを成長させるという動機で繰り返しプレイを促せる。一度倒したから終わりにせず、更に上手くなる道を見つけやすいのがいいですね。モンハンはアクション要素の方が強いので尚更この利点が生きやすいです。

 

ただ、レベル上げで強くはならないのでレベル上げが面倒に感じる人にとってはプラスですが、ネトゲとかのレベリング大好きな人は期待しない方がいいです。

アクション要素強いわりにRPG的な装備の準備などをするのは面倒に感じる部分でもあるのでマイナスになる人もいると思います。

 

武器の個性が強く、違うものを使うと新鮮な気分で遊べる

モンハンには複数の種類の武器が出ます。片手剣、大剣、ランス等鉄板なものに、ガンランスや狩猟笛に、操虫棍などの名前聞いただけじゃどうやって戦うかよくわからんトンデモ兵器もあります。

 

で、これらの装備一つ一つがなかなかに個性が強いのです。リーチが長いとか速いとかのレベルではなく、操作方法が別物。武器に固有のシステムがついてる場合も多いです。まずはこの、武器ごとの戦法をしっかり理解し実践するだけでも面白いです。

 

例えば、大剣なら速い抜刀攻撃で済ますのか、それとも強力な溜め攻撃を狙うのか。

素早い双剣なら、いかに欠点のリーチの短さを長所の素早さで補いつつ、連続攻撃を叩き込むか。

 

おかげで同じ敵でも武器を変えると違う感触で遊べます。

残念ながら武器ごとの性能の格差や敵との相性は結構あったりしますが、少なくとも最新作のアイスボーンでは使うとクリア不能とかそういうレベルで酷いのはないのでお気に入りの武器を極めるもよし、色々手を出してみるのもよしです。

敵モンスターも多彩

モンハンは主にボスと戦うのがメインなボス戦ゲーです。

大体の敵がこちらよりずっとデカイし強そう。そんな奴らが結構な種類いて個性もある。作品によりけりですけどボリュームが多くて楽しいです。特にGやアイスボーン等の追加版。私は大体追加きてからでいいかなって感じで遊んでます。

 

また、色んなボスがいるお陰で、前述した対策を立てていくのが楽しいんですよね。しかも多くのモンスターがちゃんと弱点があるのでリターンを実感しやすいです。

私なんかはあまり上手くないのでしょっちゅう負けるのですが、それでもやりようはあるんだなあと何度かやっていくと思えるのは良いゲームの証拠ですよね。

ハンター自体の動きはもっさり気味なので、派手に動く大型モンスターを上手にさばけたら頑張った!って思えます。

マルチプレイの制限がゆるめで皆で遊びやすい

 モンハンがこんなにも、多くの人に愛される作品になった大きな理由の一つがマルチが楽しく遊べる点があるでしょう。

 

オンラインゲームとしての側面もあるのですが、気楽にマルチしやすい方のゲームです。

野良は全く手だしてないので民度とかそういった面はよくわからないですが(話だけ聞いてると昔は酷かったけどワールドは多少マシになった?)友人たちと遊ぶだけならMMOのロールとかがなく、これしなきゃいけない!っていうのが少ないのがいいですね。たまに、特定の装備じゃないとダメみたいな効率厨もいるようですが。

 

気をつけなくてはいけないのは、パーティー内でやられる回数の合計が3回までっていうとの、吹き飛ばしで味方に迷惑かけないようにしようとかぐらいです。敵によっては下手に閃光玉(相手を一時的に目潰しする)を使うと逆効果とかがありますが。考えるとタブーそこそこありますね?ただ単純に人が多いと難易度が下がるのはわかりやすいです。

 

ストーリー進行をしないと、遊べる範囲が広がらないので面倒ではあるのですが、既に終えて装備をしっかり揃えた状態の人に手伝ってもらうことも出来ちゃうのですよね。この辺、ゆるく作ってあります。野良でも、MHWでは募集をかけて参加してもらうことも出来るそうです。

 

反面、自力でときたい場合もストーリーは一人で普通にクリア出来ますので味方に頼るのはつまらんっていう人は一人でやってみましょう。そっちの方がモンスターの動きは覚えやすいですし。

 こうして色々書くことがあるのがモンハンの懐の広さなのかもしれない。

最初書いた通り、私、大ファンってほどモンハン好きじゃないので結構悩みながらこの文章書きました。でも、最終的にはまぁまぁ好きくらいのファンでもこんな文章量になりました。恐らく、モンハン大好きな人は「いや、こんなもんじゃない」と言いたいでしょう。ガチの人がやるタイムアタックなんかについては全く触れていませんし。

 

まさに、まだまだ語りたいことが沢山あるくらい、色んな付き合い方ができる。そこもモンハンの魅力なのではないでしょうか。多角的に色んな遊び方があるというのは大ヒットゲームには多いと私考えていまして。

例えばポケモン。私は昔ちょっと遊んだくらいなのですがそれでも思い出のゲームになるくらい印象深い作品です。ですが、ポケモンのコンプ目指したり、特定の好きなポケモンにこだわったり、縛りプレイしたり、超ガチにやって大会を目指している人もいたりします。

 

モンハンも、一人で黙々とやるのが好きな方や文中にも書いた通り、お気に入りの装備をひたすら極めたり、金冠(モンスターの大きさがランダムで大きい奴小さい奴は記録がつく)目指したり、仲間とわいわいやるだけだったり、ストーリーさくっと遊ぶだけで満足したり。

 

モンハン自体は、難しめのゲームだと思っているのですがにも関わらずこんなにも流行っているのはそうした懐の広さを併せ持っているからではないでしょうか。モンハン最初見たときは、こんな流行ると全く思っていなかったのでここまで成長させたカプコンほんとすげえ。