硬派な格ゲーにあるまじき、有利が取れる超必殺技が何故余り理不尽に感じないのか。

結構前にどっかの有名プレイヤーが何故か余り恋姫の3ゲージ技が理不尽に感じないというのツイッターで言っていたのをふと思い出して自分なりに考えてみました。

何故こういうのを考え出したかというとグラブルVSの奥義の確定がない奴らがすごい理不尽に感じたからですが。何故確定がないの。バザラガさんの奥義はなんであんな遅い上に何でも入るの。清く正しい超必なの。

 

 恋姫演武知らない人のためにざっくり説明すると、マックス4本まであるゲージのうち3本を使うと撃てる超必殺技です。CAです。タイトル通りにこの超必殺技なんと無敵技なのに有利フレーム取れてしまうのですよ。凄い。ついでに名前も奥義。

 

恋姫って格ゲーマーなら知る人ぞ知る硬派な作品。その理由の1つが有利フレームを取れる技がすごく少ないからなのですが、よりによって数少ない有利フレームを取れる技の1つがこの3ゲージです。ブチギレそうですか?実際食らうと温まります。ですがこれのせいで恋姫がつまらない何てことはないです。凄いとは思いますが結構私は受け入れられています。

で、それは何故か。私が思いついた理由は3つ。「全員使える」からと「コストが重い」そして「発生がかなり遅い」からではないかと。

 

全員使えるから平等に思える。

まず1つ目は全員使えるから。恋姫演武の特徴としてキャラクターの技のフレームが結構似てるのです。で、奥義も大体のキャラが発生が一緒。当然、ガードされた時のフレームも一緒。リーチ等は違いますが。

 

恋姫のフレーム表

恋姫†演武 ~遼来来~ Ver2.12 フレーム表 - Google スプレッドシート

 

 いくらとんでも性能でも、やはり全員使えるとなると平等なのでイライラは減りますね。やられてもこっちもやってやるってなります。

 

3ゲージというコストはかなり大きい

2つ目は3ゲージというコストが恋姫というゲームにおいて大きいということです。

まず前提として大体1ラウンドに大体どれくらいゲージが貯まるかというと最大の4本貯まるかどうかくらいが平均でしょうか。次のラウンドに持ち越さないと1ラウンドに3ゲージを2回撃つのは厳しいです。

 

で、他のゲージの使いみちとして、EX技と軍師があります。どちらも1ゲージで使えます。

 

EX技はほとんどの技を無敵にしてくれる上に、ダメージが上がったり、ダウンしない技をダウン出来るようにしたり、小パンや小足から繋がるように発生を速くしたりだったりと恩恵が色々あります。特に、恋姫は完全無敵がこのEX技と3ゲージ以外無いですし、攻守の入れ替わりが激しいのでゲージを1本持っておくだけでも違います。因みにガードされたらほぼ確定反撃なので無法ではないです。

 

もう1つが軍師、キャラ選択時に複数の中から選べる強力な飛び道具といった感じです。設置技やゆっくり飛んでいく格ゲーマーが好きそうな物もあります。アシストと勘違いしやすいですが、何時でも出せるわけでもないですし、キャンセルからも出すことは出来ないので、アシストほどは強力ではありません。

しかし、この硬派なゲームにおいて数少ないガードに有利フレームを取れる手段でもあります。当たった時に追撃出来るのも強力です。

 

どちらも1ゲージで硬派なゲームに少々軟派さを持ち込んでくれます。

3ゲージをEX技に回せばダメージアップや、逆択を3回。軍師に回せば強力な立ち回りや有利フレームを3回。

 

3ゲージの奥義は当てれば3分の1ダメージと逆転も狙える強力な物ですが、他のゲージを使った行動の強さを考えるとかなり悩める塩梅になっているのです。

 

発生が遅く簡単に詐欺れる。

最後の1つはいくら無敵といえど、発生が遅いので簡単に詐欺重ねが出来てしまう点です。奥義の発生は大体20、Aの小技が全体フレームが16,17ですから若干余裕があります。A,Aと刻んだ固めをしている時に間に入ってもガード出来てしまうのでリスクを抑えた攻めが出来ますし、ここはEXじゃないと割り込めないので相手はリスクを背負います。

 

発生20というとバザラガさんのよりも遅いです。これならバザラガさんも自信を持って「遅い!」と言えるでしょう。GBVSでも刻みに割り込まれてもガード出来ること多いのであんな感じです。

勿論、B以上には普通に当たるし、B先端でのやり取りが多いゲームなので当たる機会は多いですが、回避出来る攻めがあるのでマシです。

 

改めて恋姫演武というゲームがよく考えられてると思った。

ランスロットやパーシヴァルの奥義にキレてバザラガさんの奥義と比べて悲しくなり、でももっと凄い超必殺技あったのにそんなに嫌じゃなかったという話していた人がいたのを思い出して書き始めた文章ですが、こうやって考えると恋姫の面白さ、完成度の高さを気づけたのは良かったです。注意して欲しいのがGBVSが面白くないと言いたい訳ではないです。寧ろ凄く楽しんでます。因みに、時々GBVSが恋姫みたいだと言う人がいるのですが全く別物です。

 

ただ、改めて3ゲージ技から考えて恋姫のゲージ周りの良さに気づけたのは良かったですね。特に私はゲームの面白い瞬間としてリターンのあるジレンマが大きいと思っているのでその辺、ゲージ周りだけでも考えたくなるのは凄いです。こういう悩みとアクションが同時に押し寄せてくるのが格ゲーの良さで一番好きな所でもあります。

 

恋姫自体は今の遼来来が家庭用に出た時に少し触って、皆強くてきちいと思っていた程度ですが、楽しかったのでブログでも触れたかったので書いてみました。

また家庭用に新しいバージョンが出たらやってみたいですね。

 

あとバザラガさんの奥義強くなれ。