日常系アニメ こみっくがーるず 感想 可愛くて楽しいけど焦りと戦う話でもある日常系。

漫画家の美少女たちのおもしろ日常

面白かったです。思った以上に。4人の漫画家女子高生が寮生活をする日常系。

私、アニメはこういう日常系のしょっちゅう見てるのですが、ほんとこれ系大体期待通りの出来しててくれるのです。頭からっぽにして安心して見れる感じ。

 

こみっくがーるずもちゃんと期待してる内容を満たしてくれてて、更にもうプラスアルファありました。期待通りなのは、他の日常系と同じくゆるめでくすっと笑えるコメディ。プラスアルファだったのは、主人公かおす先生の王道的な成長話。

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美少女漫画家ならではの視点のネタが豊富

メインキャラ4人によるかわい可笑しい様子は気軽に見れて楽しいです。

 

怖がりでオタクでなんかおっさんっぽい、ちょっと俺らみたいなところがある萌田薫子(もえたかおるこ)こと、4コマ漫画家のかおす先生。

 

元気っ子、コミュ力お化け、あと今作の百合担当?の少女漫画家、恋塚小夢(こいづかこゆめ)。

 

しっかり者のお姉さん、だからこそボケたときが映えるのTL漫画家、色川琉姫(いろかわるき)。

 

クールで人一倍漫画に情熱的、だけど漫画書く時キャラクターになりきっちゃう少年漫画家、勝木翼(かつきつばさ)。

 

この4名による偏った漫画家脳なネタがテンポよく展開されるのがいいんですよね。

舞台も画材屋さんに行った話だったり、原稿手伝う話だったり。

 

描く漫画のジャンルもバラバラなので、それぞれの視点でのボケとツッコミも面白いです。

キャラ付けって基本的に性格がメインになると思うのですが、ここに描いてる漫画ならではのネタが加わって更にキャラの魅力を引き出してます。性格×漫画。

例えば、るきなら真面目なお姉さんなのにTL漫画書いてるものだから、人に見せるのめっちゃ恥ずかしがってしまうんですよね。かわいい。

 

自信がないかおす先生の成長を見守る面も

主人公の薫子ことかおす、怖がりでオタクで漫画もなかなか上達しない。それでも漫画を書き続ける。そんな子の頑張りを見守る王道的な楽しさもあります。あんまり成長しませんが。

何度もネームを没にされて、周りは結果も出している人ばかり。そりゃあ、卑屈にもなりたくなります。

 

少年漫画なら熱い激励でもされるのだろうけど、そこはきらら系、熱いんじゃなくてあったけぇ仲間たちに励まされ、支えられて頑張る。

本当にかおす先生、寮に来て良かったねえと、親視線になってしまいそうな温かい話でもあります。

 

漫画家って現実では過酷な話も多いじゃあないですか。でもそうじゃなくてかわいい女の子達のコメディをメインにして、けど大変な面も描く。それでも、やっぱり日常系なので重すぎず楽しく見られる。現実的じゃあないといえばそれまでですが、そこがこの作品の良いところなので。

 

かおす先生には、あばばばばが似合うキャラで賞をシマリスくんと一緒に上げたい。

あと皆めっちゃ泣くので女の子が泣いてる姿が好きな人もどうぞ。